AIとの時間というのは、どうしても「答えをもらう時間」になりがちです。
分からないことを聞く。
考えを整理してもらう。
悩みを言葉にしてもらう。
うまくまとまらないものを、少し見やすい形にして返してもらう。
もちろん、それはとても便利です。
実際、AIの価値のかなり大きな部分はそこにあるのだと思います。
ただ最近、少し違う使い方もあるのではないかと考えました。
AIに答えをもらうのではなく、
AIに「うまくいかない自分」を演じてもらう。
そして、こちらがそのAIに向かって助言していく。
少し変わった使い方です。
けれど、これが案外面白い。
たとえば相場なら、
損切りができない人。
利確が早すぎる人。
ルールを知っているのに、その場になると例外を作ってしまう人。
そういう人格をAIに演じてもらう。
そのAIが相談してくる。
こちらは、それに答える。
すると、自分のことをそのまま考える時とは少し違った見え方が出てきます。
自分の失敗は、自分の中にあると正当化しやすいものです。
その場では、どんな判断にもそれなりの理由がついてしまう。
「もう少し待てば戻るかもしれない」
「ここで利確しておくのは安全だ」
「今回は例外でもいい気がする」
どれも、その瞬間にはもっともらしい。
でも、それを他人の声で聞くと、少し違って見えます。
分析ではなく願望かもしれない。
慎重なのではなく、失敗回避かもしれない。
柔軟性ではなく、単なるルール破りかもしれない。
この「少し違って見える」という感覚が、たぶん大事なのだと思います。
AIは答えをくれる存在です。
でも、それだけではないのかもしれません。
失敗する自分をいったん外に出して、
少し離れたところから観察するための鏡。
あるいは、役割反転のための相手役。
そんなふうにも使えるのではないか。
この発想を、私はひとまず
反転コーチング
と呼んでみたくなりました。
大げさに言うほどのものではありません。
深刻なセラピーというより、むしろ少し高度な遊びに近いと思います。
でも、こういう遊びのような試みの中で、
自分の癖や崩れ方がふと見えてくることはあるかもしれない。
AIとの時間を、ただ便利に使うだけでなく、
少し違った形で使い、少し違った形で残してみる。
そんな可能性は、たしかにありそうです。
この「反転コーチング」については、
noteのほうで、もう少し具体的に書いてみました。
実際にどういう発想なのか。
どう使えばいいのか。
どんなプロンプトで始められるのか。
そのあたりまで含めて、向こうにまとめています。
続きはこちらのnoteに置いておきます。
【編集後記:AIは答えを出す道具ではなく、あなたを映す鏡だ】
AIに正解を求めるのは、もう終わりにしましょう。
今、私たちが手に入れるべきは、AIに自分を深く問い直させ、内なる答えを引き出す「反転コーチング」という技術です。AIという鏡に映し出された、自分でも気づかなかった「思考の癖」や「本音」。
その生々しい気づきこそが、情報過多の時代を生き抜く武器になります。
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AIに問い詰められ、絞り出した言葉をノートに刻む。
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この「思考の共創」を繰り返すたび、あなたのOSは、誰にも真似できない独自の進化を遂げていくはずです。
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AIについて書いた記事です。併せて読んでみてください。
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