「正しいことを言ったのに、なぜか疲れる」──そんなあなたへ

「正しいことをしたつもりだったのに、空気が悪くなった」

「ルール通りにやったのに、誰にも感謝されなかった」

「自分の正義を伝えたのに、なぜか孤独になった気がする」

そんな“後味の悪さ”を経験したことがある人は、きっと少なくないはずです。

そしてその違和感を、「相手がわかってくれなかったから」と片付けてしまえば、

きっとまた同じようなすれ違いが起こってしまう。

この記事では、「正しいことを言ったのに疲れるのはなぜか?」という問いを軸に、

認知心理学やアドラー心理学、そして日常のコミュニケーションのあり方を通して、

静かにその“構造”を解きほぐしています。


正義感は、いつから「鎧」になったのか

誰もが「間違いたくない」と思っている。

「ちゃんとしていたい」とも思っている。

でも、正しさを主張すればするほど、

どこかで人との関係がうまくいかなくなる。

それはなぜなのか。

もしかするとそれは、

自分を守るための“正義”になってしまっているからかもしれません。

私たちが「自分は正しい」と思うとき、

その裏側には「だから認めてほしい」「だから間違ってないと思いたい」

という、深い承認への欲求が隠れていることがあります。

このnote記事では、そのことを「正しさの呪い」と呼び、

それを静かにほどく方法について書いています。


「私はそう思う」──それだけで、十分かもしれない

記事の中でも触れられていますが、

他人を説得することよりも、自分の意見を「私はそう思う」と表現すること。

それが、実は一番穏やかで、関係性を壊さない伝え方なのかもしれません。

これは、アサーティブ・コミュニケーションと呼ばれる姿勢にも通じます。

「自分も大切にしながら、相手も尊重する」──その静かな姿勢です。

アドラー心理学では「課題の分離」という言葉で、

「自分の考え」と「相手の反応」をきちんと切り分けることの大切さが語られています。

つまり、正しさを他人に証明する必要はないのです。

「私はこう思う」と、ただ伝える。

それだけで、自分の中に安心が生まれることもあります。


トレードにおける「正しさ」とは何か

この記事は一見、日常の人間関係の話のようにも見えますが、

Re: Traderシリーズらしく、最後はトレード心理への接続も行われています。

トレードでも、「勝つこと」が正しさになってしまうと、

負けるたびに自分を否定し、行動がブレてしまう。

でも本来の課題は、「ルールを守ったかどうか」「納得できる行動をとれたか」。

そこに、自分なりの“静かな正しさ”を持つという姿勢が、

長くトレードと向き合ううえでの心の支えになります。


記事はこちらからお読みいただけます

もし今、あなたの中に

「なんでこんなに正しいことが疲れるんだろう」

という感覚があるなら、

きっとこのnoteが何かのヒントになるはずです。

062 正しさの呪い──認知心理学で読み解く“自分を苦しめる正義感”|【FX】Re: Trader